暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

キリスト教神学

マイケルと宗教、特にキリスト教神学との関係は興味深い論点であり続けている。あまり触れてこなかったが、ID論を研究するためにBaylor大学に設置された'Michael Polanyi Center'の顛末についても、どこかで誰かが整理する必要があるだろうと考えている(マ…

【メモ】Chomsky

P.K.にはチョムスキーに触れた文章が一つもなくて、普遍文法/生成文法とP.K.を架橋したいと思っていろいろ考えている。 1964年の論文"On Body and Mind"の最後で、Skinnerの「言語行為論」に対するチョムスキーの完璧な反論書評'A Review of B.F.Skiner's V…

池谷・中田・浅島・マイケル

池谷裕二がResearchMapのインタビューに登場した。 http://researchmap.jp/article/tsunagaru/201106/ 著書を数冊読んで、今ひとつ最終的な関心が一致していなくて「ふーーん」という感じだったのだが、今回のインタビューでは結構関心領域が重なって面白く…

【メモ】川出・渡辺・柴谷・池田・団

以前紹介した生物記号論の川出由巳へのインタビュー記録がWEBにUPされているのに気がついた。ちょうど震災の直前だ。川出本人のチェックが入っているので、記載に誤りはない。 生物記号論者・川出由己さんインタビュー (まえがき) http://stakano.blogspot…

Joan Crewdson

マイケルの神学・創造論への影響は大きいものがあり、栗本先生は1988年時点で懸念を示している。自分に都合の良いように再解釈して利用する輩だ、というように。私もあまり相手にしておらず、そうした一冊としか考えていなかったのがJoan Crewdsonによる以下…

【メモ】Life's Irreducible Structure

『Knowing and Being』最終章として収録されているマイケルの「生命の非還元的な構造」。原書には出典の記載がないが、雑誌Scienceの1968年6月21号に収録されているのがわかる。 http://www.sciencemag.org/content/160/3834/1308.abstract きちんと被引用論…

Relations Between Sciences

'The ontology of commitment ... can be expanded by acknowledging the achievements of other living beings. This is biology.' 昨日から読み始めた『The logic of P.K.』。まずはMarjorie Greneの論文"The logic of Biology"からにすることにした。マー…

懇親性:ポランニ・ソサエティは出席に値する最高の学術会議なのかも。

http://www.commongroundsonline.org/content/conviviality-why-polanyi-society-may-be-best-scholarly-meeting-attend 2010/11/14 by Esther Meek 年次総会や年次会議に出席する専門家は多い。そうした学会の日程は、論文を読み、発表を聴き、それらについ…

swine fluに関する覚え書き

swine fluはA型インフルエンザ A型インフルエンザウィルスはH1N1からH16N9の組み合わせをもち(亜型)、亜型が異なるとワクチンも異なる swine fluはH5N1であり、まだワクチンは開発されていない ワクチンは事前接種が必要 これに対し「抗ワクチン薬」は感染…

人間は・・・

未来予知に関わる倫理的な課題を見事に表現。連載時に読んでいたが、単行本でまとめて読むと改めて見事なストーリーテリング。 第二巻ではニンゲンの進化にまで話が広がりそう。。。 預言者ピッピ (1)作者: 地下沢中也出版社/メーカー: イースト・プレス発売…

生きてた。。。

Blog更新が2ヶ月もないのはちょっと不安。私はどこに立っているのか知り合いは無事生きてた。良かった良かった。

放送室

去年の誕生日にカミさんからiPodTouchをもらった。Apple iPod touch 16GB MA627J/A出版社/メーカー: アップル発売日: 2007/09/25メディア: エレクトロニクス購入: 1人 クリック: 74回この商品を含むブログ (234件) を見るメールにブラウザに地図にiTMSにビデ…

Mongolian Chop Squad

最近、社内向け内向きの雑務ばかりでストレスが溜まる。 本質に関わる仕事にもっともっと注力したいのに。。。自分がやりたいこと、心の底からワクワクすることをやり続けることの何と難しいことか。BECK(1) (KCDX (1278))作者: ハロルド作石出版社/メーカ…

自治体の財政

地方財政改革の政治経済学―相互扶助の精神を生かした制度設計作者: 小西砂千夫出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/07/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 46回この商品を含むブログ (11件) を見る自治体の公金収納がらみの仕事が増えているので、参考…

・・・

通勤の朝陽の射した横顔に 涙ひとすじ キミの哀しみ

合掌

月本裕さんが亡くなったようだ(参照)。 栗本教授の初期の著作で、お名前を拝見するぐらいだった。 怪著「鉄の処女」では各思想家を見事に斬っていた。鉄の処女―血も凍る「現代思想」の総批評 (カッパ・サイエンス)作者: 栗本慎一郎出版社/メーカー: 光文社…

小説三昧

最近やたらに多い地方出張に合わせ、頭を使わずに読み進められる(時間をつぶせる)本をと思い購入、読破。 新宿鮫 (光文社文庫)作者: 大沢在昌出版社/メーカー: 光文社発売日: 1997/08メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 101回この商品を含むブログ (89件) …

プリンタ購入

年賀はがき用に、カラープリンタ購入EPSON PM-A840 マルチフォトカラリオ インクジェット複合機出版社/メーカー: エプソン発売日: 2007/10/04メディア: Personal Computers購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (21件) を見るコンパクトで、スキャナ…

切り口に価値あり

マンガ・アニメの「悪の組織」が目指している「世界征服」って実のところ何なの?という素朴な疑問をまじめに考えてみました、という本。「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)作者: 岡田斗司夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/06メディア: 新…

パソコンのキモチ

新教養としてのパソコン入門 (アスキー新書 020)作者: 山形浩生出版社/メーカー: アスキー発売日: 2007/07/10メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (25件) を見るコンセプトが素晴らしい。自動車や自転車の運転と同じように、詳しい仕組みは知…

夏、だな。

梅雨明け間近かな。東京は今日、暑かった。学生はすでに夏休み。まだまだこれから、夏休みは始まったばかり、というこの時期が一番いい。たっぷりの余裕があるし、いろんな計画を立ててるんだろうな。いいなあ。これがお盆を過ぎると、とたんに日曜18:30のサ…

アインシュタインとの約束

光文社古典新訳文庫から2冊目。イタリアの奇想作家ブッツァーティの選集。TBSラジオ「ストリーム」でトヨザキ社長も薦めていた。神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)作者: ディーノブッツァーティ,関口英子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/12メディア: …

方舟(Log of the ARC)

話題の光文社古典新訳文庫(参照)から1冊目。 イギリスでは児童文学の範疇らしい。箱舟の航海日誌 (光文社古典新訳文庫)作者: ウォーカー,安達まみ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/12メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を…

incentive

【名】 動機{どうき}、誘因{ゆういん}、やる気(を起こさせるもの)、駆り立てるもの、激励{げきれい}、奨励{しょうれい}、刺激{しげき}、刺激策{しげきさく}、奨励金{しょうれいきん}、報奨{ほうしょう} (by 英辞郎 on the Web) 朝日新聞社…

専門家の有責感

1980年代には欧米含めほぼ全世界的に使用禁止となったDDTについて、その結果、年間100万人以上の死者(感染者は5億人!!!、特にアフリカ)を出し続けていたことに対する、専門家としての率直な無念感と責任感を吐露している中西さん。http://homepage3.nifty.…

ラジオの焼き直しで劣化気味

ダウンタウンと幼少時代を過ごした放送作家高須氏による、なぜあの当時あの地域にこれほど面白い仲間が揃っていたのか、妙な同時性を考えさせられる本。 あまりかん。―尼崎青春物語作者: 高須光聖出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2007/04メディア: …

ついに出た。。。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2007/06/post_a5f1.html1983年出版の「相対幻論」のあとがきで栗本慎一郎は次のように語っている。 ・・・吉本隆明が、言語における美や心的現象や幻想領域を論じながら、その言語的緊迫感をもって(彼の深…

情念としての経済

現代思想 1987年8月号 特に貨幣論を土俵にして述べたことは、根底的には、情念や無意識が人間の経済行動の根本であるということに集約される。 ・・・信用や貨幣がいかなる根拠でこの世に生まれるかを語る・・ マルクスは、・・・・信用や貨幣が何を支えるか…

翻訳家≠作家

坂口安吾 百歳の異端児作者: 出口裕弘出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/07/28メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (16件) を見る著者の出口さんはシオランの紹介者として有名。学生時代には感銘して何度も読んだものだ。生誕の災厄作者:…

ジャーナリズムって・・

偽装国家―日本を覆う利権談合共産主義 (扶桑社新書)作者: 勝谷誠彦出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/02メディア: 新書購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (35件) を見るTBSラジオ ストリームの「コラムの花道」水曜日担当、しゃべる時限爆弾…