暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

パソコンのキモチ

新教養としてのパソコン入門 (アスキー新書 020)

新教養としてのパソコン入門 (アスキー新書 020)

コンセプトが素晴らしい。

自動車や自転車の運転と同じように、詳しい仕組みは知らなくとも、自分の身体感覚をパソコンに延長・潜入させることでその動きを体感することが大事なんだ、と。そのために、パソコンのキモチを考えて見て、と。

暗黙知でいうところの、skill=技法ということだ。

自転車なんかは、その動きの仕組み(ペダルにかけた力がチェーンを通じてどのように車輪に伝わるか、右に曲がるときはどれだけの傾斜で右側に重心移動をさせるか、など)をどれだけ机上で勉強しても、自転車に乗れるようにはならない。それは、身体技法として実際に乗ってみて、自分の身体感覚を自転車の細部に拡張していって初めて可能になる。

パソコンの操作も、そうした運動感覚・身体感覚として捉えよう、捉えたほうがうまくいく、と教えている。

山形さんは、やはり目の付け所が鋭すぎ。


夏のchallengeは早くも断念。(笑)