暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Aitchison's Linguistics その9

構造依存性※これは結局「文法がある」ってことだと思うのだが違うのかな。直前の「パターン形成」をもう少し詳しく具体例でエイチソンが語っていると考えれば良いのだろうか。こういう所が、特性間の関係がみえない一因。 さらなる調査 a closer inspection…

P.K. 第5章 分節化

第5章は1〜12の節から成っており、1節でヒトと動物の違い・ヒトの知的優位性を言語使用の観点から整理しています。 (1)(動物と比較した)ヒトの知的優位性は、ほぼ全面的に言語使用に依拠している(due to)。 (2)言語使用はヒトの生得的な能力に基づい…

LEMSIP 訪問記

A visit to LEMSIP (Laboratory for Experimental Medicine and Surgery in Primates) 寺尾 恵治 名称とは不思議なもので,単に頭文字をつらねただけの略称であっても,常々それに接していると何となく独特の風格を持ってくるものである。LEMSIP は Laborato…

Aitchison's Linguistics その8

パターン形成 - ※うーむ、いくつか「確かに」という特質が説明されているのだが、多少の重複感と連関がいまひとつ不明瞭。まぁ、それはマイケルにも多少言えるのだが。※語を並べる(pattarn)というのはまさに形作ることであり形を与えることだ。枠取りをする…

Aitchison's Linguistics その7

創造性/生産性※可能な組み合わせに比して語数が欠乏しているにもかかわらず、語を文法の秩序で組み合わせることによって多様な事象・経験を語ることができます。これがPolanyiの言語法則その4:文法の法則です。 ぼくらの言葉に翻訳すると,たぶんこんな感…

Aitchison's Linguistics その6

転位 (displacement)※wikipediaで引くと材料力学の用語で転位(dislocation)てのもあるようだ。※=時制を持つということでもなさげ。地球の裏側のブラジルについて語ることも出来る、と。peril, danger 災い、危険 →何が違うんだ?あれ?baby'sの訳が抜け落ち…

Aitchison's Linguistics その5

二重性/二重分節 (duality) ※アルファベットは23文字ですが、これらを自由に組み合わせて8文字の動詞を作ると、23の8乗、つまり最大約1千億個の8文字動詞を作ることができる。1千億語! かのOEDの総収録語数が大体62万語と言われていますから、その16万倍!…

Aitchison's Linguistics その4

学習の必要※ここの議論はすんなりいくようで案外難しいところだ。世界各地で巣をつくっているけれど in Bee colonies in different parts of the worldwith only variation 次のthisにかかってるのか学習の要素がある an element of learning is involved →i…

Aitchison's Linguistics その3

恣意性※ふふふ、エイチソンも学べて英語の訳し方も学ぶ。これぞ一挙両得・俺得。恣意性 arbitrariness〜がある場合が多い there is often 〜opponent 敵警告して退ける warn off唾を吐く spit飛びかかる pounceなるほど、太字は【】で囲うと内在的に intrins…

Aitchison's Linguistics その2

音声信号の使用※力を入れる時は息を止める必要があり、具体的には声帯が肺を閉めているそうだ。声帯って、大事。〜の所在 the whereabouts of 〜〜は固有ではない 〜 is in no way uniqueここ重要 (笑) insightかなり後のほうで at a fairly late stageど…

Aitchison's Linguistics その1

https://sites.google.com/site/opticalfrog/home/aitchison2010/aitchison2010_ch02※ヒトの言語特性リスト。 でもそれらに過不足があるのかどうか、各特性間の関係はどうなっているか、 話してくれるといいな。先が楽しみ。第2章This chapter outlines some…