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暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

KUNILABO バタイユ入門(1)

前回は国立だったけど、今回は渋谷。全4回の予定。全て平日。 【授業予定】 第1回 『内的体験』「不可能なもの」について考える 第2回 『呪われた部分』経済と贈与の関係について考える 第3回 『宗教の理論』現代社会における「聖なるもの」を考える 第4回 …

2016年の12冊

1月 陰謀と幻想の大アジア 作者: 海野弘 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2005/09 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (20件) を見る とても面白くて、ツラン/ウラルアルタイがらみで何冊か読む。 第二次世界大戦直後、戦前の…

オグズ族 高車丁零

シルクロードの経済人類学―日本とキルギスを繋ぐ文化の謎 作者: 栗本慎一郎 出版社/メーカー: 東京農業大学出版会 発売日: 2007/08 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 10回 この商品を含むブログ (5件) を見る P.107 オグズ族は、丁零、高車やその後の鉄…

有用性と欲望のエコノミー

国立人文研究所主催のKUNILABO2016年度4月期講座『エコノミーとは何か:概念から学ぶ哲学史』全4回(4/5/6/7月,月一回)が終了した。講師は佐々木雄大先生。 researchmap.jp 玉川大学/亜細亜大学の非常勤講師だ。実は以前からTwitterで「エコノミーの概念史」…

下町の祭礼文化

神道国際学会 定期刊行物『神道フォーラム』第51号(←リンク)より 6月9日、横浜国大での講義には、栗本氏が登場。・・・日本の祭礼や文化の歴史的な起源、特質などについて学生にレクチャーした。

古代文明、権力、文字、経済人類学

初回の関雄二氏の講義に参加した。 朝日カルチャーセンター新宿

読書:古代文明アンデスと西アジア  神殿と権力の生成

古代文明アンデスと西アジア 神殿と権力の生成 (朝日選書) 作者: 関雄二 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2015/08/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 以下、感想。

読書:野口建彦『K・ポラニー 市場自由主義の根源的批判者』

カール・ポラニー―市場自由主義の根源的批判者 作者: 野口建彦 出版社/メーカー: 文眞堂 発売日: 2011/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 以下、toggetterによるまとめ。 togetter.com

雑誌『自由』の発刊経緯とCCF

マイケルが主導したCCFの会議に日本から参加していたことから興味を持っていた竹山道雄の活動を追う中で、雑誌『自由』の発刊経緯とCCFの関係、そして戦後日本における雑誌『自由』とCCFが果たした役割に関心を寄せる辛島理人に辿り着いた(賛同しないけど)…

読書:若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』

カール・ポランニーの経済学入門: ポスト新自由主義時代の思想 (平凡社新書) 作者: 若森みどり 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2015/08/13 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 以下、toggetterによるまとめ。 ツイッターをまとめようtogett…

Kamikaze

『筑波海軍航空隊』を観た。 学徒動員を受け選抜されたエリート中のエリートが飛行機乗りで、84名の若者が特攻隊に志願し、60名が亡くなった。これは、生き残った元特攻隊員の証言録だ。 監督はNHKのドキュメンタリーものを得意としているようで、淡々とした…

Personal Knowledge

Personal Knowledge: Towards a Post-Critical Philosophy 作者: Michael Polanyi,Mary Jo Nye 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx) 発売日: 2015/06/22 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る Mary Jo Nyeが新たに序文を附したP.K.が…

Budapest Scientific: A Guidebook より

Budapest Scientific: A Guidebook 作者: Istvan Hargittai,Magdolna Hargittai 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr (Txt) 発売日: 2015/05/12 メディア: ハードカバー この商品を含むブログを見る

読了:「遺伝子改造社会 あなたはどうする」

遺伝子改造社会 あなたはどうする (新書y) 作者: 池田清彦,金森修 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2001/04 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る

ダイソンDC26

購入以来初めて、6年ぶりに掃除をしてみたら、スゴいことになってた。 埃をきれいに取り除いたら、吸引力復活。

読書:戦中の意思決定システム

戦中戦後のことはなんとなく知ってるような気になっているだけだったな、俺。 瀬島龍三という個人を縦糸に、日本的「空気」が醸成される様子がよくわかる。 お薦め。 東アジア各国への戦後補償スーキムの中で商社が焼け太りしていく様子も興味深い。 沈黙の…

Polanyi前夜(これはFictionです)

栗本先生は、学究生活の初めから「歴史」に強い関心を持っていて、最後に世界史に還っていったんだな、という話*1 --------------- 慶應義塾大学の学部時代、栗本先生は文学研究会と理論経済学研究会に参加していたが、2年の後半から自治会の方が忙しくなっ…

沈黙交易 1979-2013

著者がアイヌ関連の精力的な研究者で有り本書が刊行されたことも知っていたが、先週新宿の紀伊國屋書店で偶然見つけてページを繰ると、「栗本」「ポランニー」が頻出している。購入し読んだ。栗本経済人類学に関心のある方にはお薦めしたい。 アイヌの沈黙交…

amazonの注文履歴から振り返る2013年に読んだ本

まず1月に購入したのは、リスク学の中西準子が2012/11に出した福島原発本だった リスクと向きあう 福島原発事故以後 作者: 中西準子,河野博子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/11/22 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 59回 この商品を含む…

祝!師弟共演

毎週日曜日21:00のラジオ番組「栗本慎一郎の社会と健康を語る」にて、2週連続で大和雅之さんをゲストに迎え、 再生医療からみた、人間とは(生命とは)何か というテーマで話が進められた。大和さんは現在、東京女子医科大で再生医療の研究を進めている。Twi…

懇親性 : conviviality

マイケルに捧げるかのような著書を2冊出している Esther Meek女史。 Longing to Know作者: Esther Lightcap Meek出版社/メーカー: Brazos Press発売日: 2003/07/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る Loving to Know: Introducing Covenant Epist…

センとミハイの神隠し

2009年にシカゴ大学から新版が出たThe Tacit Dimension。 The Tacit Dimension作者: Michael Polanyi,Amartya Kumar Sen出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 2009/05メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件…

CCF(the Congress for Cultural Freedom)とマイケル

CCFを通じてマイケルと知り合ったとRaymond Aronは述べているが、ではそのCCFとはどのような活動だったのか。どのような時代背景からCCFが生まれたのか。そしてマイケルはCCFでどのような役割を果たしたのか。 ブダペスト工科経済大学には、マイケルの業績を…

Raymond Aron and Michael Polanyi

レーモン・アロン回想録〈1〉政治の誘惑作者: レーモンアロン,Raymond Aron,三保元出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1999/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 二度の大戦をはさんで混迷するヨーロッパの知的・政治的動向を、ジャーナリストと…

夏だな、っと。

創発の暗黙知―マイケル・ポランニーその哲学と科学作者: 大塚明郎,慶伊富長,広田鋼蔵,栗本慎一郎,児玉信次郎出版社/メーカー: 青玄社発売日: 1987/10メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 言語は、 そこに暗黙知が働くから有効なコミュ…

33年という時(とき)

幻想としての経済 (1980年)作者: 栗本慎一郎出版社/メーカー: 青土社発売日: 1980/12メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 1980年のあとがき 人が物を書いたり、本を出したりするのはいったいなぜなのだろう。それは、自分の書いたも…

2つのP.K.

左が今まで読んでたもの。右が今回購入したもの。 amazonで見て「表紙違うなぁ、何か追補増補修正が入っているのかなぁ。」とずーーっと気になってました。 個人的知識―脱批判哲学をめざして作者: マイケル・ポラニー,長尾史郎出版社/メーカー: 地方・小出版…

1988年 年末 -説得-

説得―エホバの証人と輸血拒否事件作者: 大泉実成出版社/メーカー: 現代書館発売日: 1988/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 97回この商品を含むブログ (6件) を見る 第11回講談社ノンフィクション賞受賞作。 出版は1988年11月。このころ私は、明治大学…

ホモ・サピエンス

パンツを脱いだサル―ヒトは、どうして生きていくのか作者: 栗本慎一郎出版社/メーカー: 現代書館発売日: 2005/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る 本書で栗本先生は人類の起源の説明としてエレイン・モーガンの…

「冷え」がなんだって?

栗本先生がラジオ「栗本慎一郎の社会と芸術を語る」でゲストに呼んでいた、青山自然医療研究所の川嶋朗(あきら)の本を早速amazonで取り寄せて読んでみた。 心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I)作者: 川嶋朗出版社/メーカー: 集英社発売日:…

「新しい世界史の教科書」(仮) あとがき

長沼さんが先生の新著のあとがき(の一部)を先行紹介してくれている。 http://d.hatena.ne.jp/thunder-r-labo2/20130206/1360134029?_ts=1360161869 過去の本のあちこちでちりばめた地球史についての指摘は、読者が過去に優等生であればあったほど混乱を与…

Howard Hunt Pattee

Hierarchy Theory; The Challenge of Complex Systems.作者: Howard Hunt Pattee出版社/メーカー: George Braziller発売日: 1973/06メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 目次をみると表紙記載のPatteeは編者のようで、本書(1973)は複雑…

近況その2

twitterでの言語学師匠optical_frogさんの待望の翻訳書が出た。 言語における意味作者: アラン・クルーズ,片岡宏仁出版社/メーカー: 東京電機大学出版局発売日: 2012/12/10メディア: 単行本 クリック: 22回この商品を含むブログ (3件) を見る カバーをとって…

近況その1

7月の異動以来、ほとんどアウトプットができていない。 はぁ・・。 facebookで誕生日のお祝いの言葉をいただいたことだし(?)、近況をば。 ============== 面白そうな本が出る。 生命起源論の科学哲学―― 創発か、還元的説明か作者: クリストフ・マラテール…

メルロ=ポンティ、クラーゲス

メルロ=ポンティがその心身論で明確にクラーゲスを引いている箇所を備忘するとともに、マイケルの理論から補足を加えておきたい。 行動の構造作者: メルロ=ポンティ,滝浦静雄,木田元出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1964/10/30メディア: 単行本 クリッ…

ドゴン。シリウス。

BRUTUS 1983年4月1日号 「黄金のアフリカ」 特別定価450円 p.83 黒アフリカから宇宙へ。<文:栗本慎一郎> <はずれドゴン> 黒アフリカは、宇宙につながっている。切り立った断崖に住む20万人のドゴン族は、長い年月のあいだ、近隣の諸部族がイスラム化し…

後成的風景(epigenetic landscape)

形づくりが語る進化の物語:倉谷滋×中村桂子 倉谷滋(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター)中村桂子(JT生命誌研究館館長) http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/057/talk_index.html#talk_03 (中村) 1910年代に発生生物学者、具体的には前…

Eugene Paul Wigner その1

1963年にノーベル物理学賞を受賞したウィグナーとマイケルの関わりは深い。今回、ウィグナーのCollected Works Part B Volume VIIが入手できたこともあり、いくつかウィグナーについて整理しておきたい。 Historical and Biographical Reflections and Synth…

クラーゲス

マイケルの"Knowing and Being"に次の一節がある。 Knowing And Being: Essays by Michael Polanyi作者: Michael Polanyi,Marjorie Grene出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1969/01/28メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商…

生命の共振

月刊アーガマ 1990.5 生命の共振 なぜ、いま人々は立ち上がったのか? 栗本慎一郎 ----- (トランシルバニアの血の歴史、東欧の激変、ルーマニア・チャウシェスク政権崩壊の話題・・・) チャウシェスクがひどいやつで、トランシルバニアの人たちは十何年前…

岸田秀 評

現代思想 号数不明 岸田秀 明晰にして難解な思想家 栗本慎一郎 ----- 岸田秀がフロイトを凌いでいるのは、擬物論的、実体論的な物理的因果論で神経症を説明しないところにあるのである。ジュウ(ユダヤ)の理論はシュウによってその濁りを取られたわけだ。 …

人種

現代思想 1988.12 特集=人種 人種と禁忌 栗本慎一郎 ----- 人種は見事に仕組まれた罠だろう。環境と遺伝子の関係が、即物的に対応するものではなく、かつ遺伝子の発現の側に逆転写という「主体」としての外部が係わり得ることが示されたなら、また病いと歴…

夏に読む中谷宇吉郎

渡辺慧と同様、中谷宇吉郎は寺田寅彦の弟子であり、雪の研究で有名だ。出身地の加賀には「中谷宇吉郎 雪の科学館」がある。世界で初めて人工雪の作成に成功し、日本の低温物理学を世界のトップレベルに押し上げた立役者だ。 寺田の文才をも正統に受け継いだ…

【読書】ハリス先生

ぼくは日本兵だった作者: J・B・ハリス,James B. Harris出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1986/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 「大学受験ラジオ講座」「百万人の英語」を愛聴していました。先生が編集したカセ…

伊東光晴・評 『カール・ポランニー』若森みどり著、毎日新聞2011年12月4日(日)

計量的認識論(epistemometrics)

時 (KAWADEルネサンス)作者: 渡辺慧出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/01/24メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る やっと半分読み終えた。恋、いや、濃い、濃すぎる。エントロピーと観測と時間が、そんな関係にあった…

生命記号学

Biosemioticsは1968年にRothschild博士が創始し、1980年代にSebeokが世間に広めた学問だ。Rothschild博士の主著の目次は次の通り。 Creation and Evolution作者: Friedrich S. Rothschild出版社/メーカー: Transaction Pub発売日: 2000/05メディア: ペーパー…

制約(constraint)

1998年に脳と言語の共進化という論点を提起したTerrence Deacon。現在はカリフォルニア大学バークレー校で生物人類学と神経科学の研究を進めている。 The Symbolic Species: The Co-Evolution of Language and the Brain作者: Terrence W. Deacon出版社/メー…

発見への指向

Polanyi's Logic - Answer

先日届いた本から、さっそく訳出してみよう。これは、"The Study of Man"の第三章でもっと詳細に展開されているマイケル史学の科学的方法論の一端を示す小論だ。栗本新世界史を我々はどう解釈するべきか、その補助線になるだろう。 以下の文章は(短いが)、…