暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

実際おいしいんだ

食は土にあり―永田農法の原点

食は土にあり―永田農法の原点

無機肥料を最小限与えて野菜本来の自力を生かす永田農法
緑健で何度か購入させてもらったけど、やっぱりトマトが出色の出来。なんだろうこの甘さ。冷やしてがぶりつき、硬めの表皮に前歯を食い込ませる。と、果実のような甘いジュースがあふれ出し、同時に果肉のしっかりとした歯ごたえも味わえる。
葉モノはスーパーの野菜とそんなに違いがわからない。ナスも「生でどうぞ」というほどではない。ただ、ほうれん草は確かにあの独特の渋みが一切なく、おひたしに最高。
それと、山芋がとても風味豊か。おろし金ですり下ろした粘り強く白い山芋に、醤油とわさびを加えてよく混ぜ、手もみ海苔を上から散らしてご飯にかけると2膳ぐらいは軽くいける。

緑健は永田次郎さんが代表取締役。息子さんでしょうか?一見さん含め広く永田農法の野菜を知ってもらおうという心意気が感じられます。
一方で照喜治氏が代表取締役をしている健菜は、会員制が主体。入会金や年会費が必要となる。安定して継続的に永田農法の野菜を供給していくためには必要なやり方なんでしょう。11月に子供が生まれたら入会してもいいな。生協とかよりよっぽど良さげ。

80歳になろうという照喜治氏は今も全国を飛び回ってる。会員組織の拡大と維持も大事だが、この情熱も次世代に引き継いでほしい(消費者目線)。