マイケルの特許
今回紹介するのはちょっと変わり種
・マイケルの特許について
特許を出願し、受理されているんですよ、マイケル。
1928年2月28日に出願され3年半後に受理されたその特許は、
・「不溶性元素同士を完全に混合させる方法」
http://www.google.com/patents?id=CkttAAAAEBAJ&printsec=claims&zoom=4#v=onepage&q&f=false
というもの。1928年といえばまだドイツ・ベルリンのカイザーヴィルヘルム研究所で物理化学の研究を進めていた頃の話です。共同出願者として
・Stephan von Bogdandy
の名前がありますが、彼は1926年頃からマイケルと共同研究をしており、まさに本特許の内容そのものでもある、
"On a Method of Producing Molecular Mixture"
という論文をマイケルと一緒に書いている。
この特許はおそらく、マイケルの科学的業績の1つ、
「吸着のポテンシャル理論」
に関わり新たに編みだした実験方法のひとつを出願したもの。蒸気(液体)の吸着現象を研究する上でどんな不溶性元素をどう組み合わせて使うかは重要なポイントだから。