暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

天気予報と外交

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

佐藤優さんは自著出版後、引っ張りだこ。栗本先生まで新刊で触れてました(ロシアとユダヤがらみ)。

佐藤さんと同時期の駐日ロシア大使が記したのが「雷のち晴れ」。

雷のち晴れ―日露外交七年間の真実

雷のち晴れ―日露外交七年間の真実

この2冊を照らし合わせて眺めると、同じ交渉について日本側・ロシア側の認識の差が明瞭になり、おもしろい。

例えば、佐藤さんが「画期的」で「内容は現時点で秘したい」としている川奈提案(橋本元首相)について、「雷のち晴れ」では「特段画期的ではない」とし、その内容についてもきちんと説明がなされている。

2冊併読をお勧めしたい。