暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

「冷え」がなんだって?

栗本先生がラジオ「栗本慎一郎の社会と芸術を語る」でゲストに呼んでいた、青山自然医療研究所の川嶋朗(あきら)の本を早速amazonで取り寄せて読んでみた。

心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I)

心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I)

毎朝冷たいトマトジュースや野菜ジュースを飲んだり、オヤジやお袋がやっていた朝一の冷たい水道水をコップに一杯飲み干すっていう民間健康療法(?)を真似ていたのだが、本書を読んで止めました。確かに、朝から冷たいものを胃腸に入れるとお腹を下しがち。毎朝お湯を飲むようにしてから、便通も良い感じがする。

川嶋は冷えによる血行不良がもたらす病態として次の3つをあげている。

  1. 酵素反応が鈍くなり、免疫と代謝が低下
  2. 有害物質がたまり血管が詰まりやすくなる
  3. 栄養素が行き渡らず細胞が不活性

まぁ、ここまでは良しとしよう。でも、ここからがすごい。

  • 心の病も冷えから
  • 非行も冷えから
  • がんも冷えから
  • 不妊も冷えから
  • うつも冷えから
  • EDも、更年期も冷え
  • 冷えてるから自殺したくなる

全て目次からの抜粋。で、最後はホメオパシーで〆る。

いったい何なんだ。有意の範囲内で語って欲しい。

※2013.2.24追記

これを読むと、多発性硬化症になると体温上昇は避けるべきものらしい。

考える生き方

考える生き方

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栗本先生が大学(有明教育芸術短期大学)の講義で「説得力あるね」と言っていたというので、釜池豊秋の本も買って読んだ。

食べても太らない! 「糖質ゼロ」の健康法 (新書y)

食べても太らない! 「糖質ゼロ」の健康法 (新書y)

でも、 このエラソーな講演をみてうんざりして止めてしまった。

釜池豊秋先生 第17回日本がんコンベンション かまいけ式健康法

糖質カットには、その後医学的にNGの声も上がっているようだ。 

糖質制限ダイエット、長期は危険? 死亡率高まる恐れ

 

ということで、先生が紹介した健康法で私自身が3年以上続いているのは、ルンブルクスルベルスだけになっている。それも、センヨウではなくワキ製薬のもの。これが一番コストパフォーマンスがよい。