暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

Aitchison's Linguistics その5

二重性/二重分節 (duality)

※アルファベットは23文字ですが、これらを自由に組み合わせて8文字の動詞を作ると、23の8乗、つまり最大約1千億個の8文字動詞を作ることができる。1千億語! かのOEDの総収録語数が大体62万語と言われていますから、その16万倍!(ちなみに広辞苑は24万語)。

※こうした無制限な組みわせの「豊穣化」は、一度も反復されることなく、使われることなく、意味を付与されることのない大多数の語を生んでしまうはずです。

※つまり言語は、同一の単語が十分な回数繰り返し使用されることで特定の意味を表現できるよう、可能な組み合わせに比して語数が欠乏している/制限されている(poverty)というルールに則っているというのがPolanyiの言語の法則その3になります。

〜のレパートリー
a stock of

under 10
10未満

around 20
20前後

over 30
30以上

is restricted to
〜を上限としている
 →なるほど、自然だ

phonemes
音素

単独では
in isolation

It becomes meaningful only when 〜
〜して初めて意味を持つ

moreを強調するconsiderably

at one time
かつて

note

うーむ、最後の行の訳も素敵だ。
普通こんな感じには訳せない。

鳥類の音声シーケンス情報処理能力の解明
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110627_1.htm
 →しかもこれ、学習が絡んでくる