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暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

宇井純さん逝去

日記

http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak366_370.html#zakkan366
福島の閉鎖された田舎で育った高校時代。図書館で夢中で読んだのが、公害原論と本多勝一の2つだった(今となっては本多勝一読者を公表するのは面映い。若さゆえ〜♪)。

そもそものきっかけは忘れてしまった。気がつくと公害原論の膨大なシリーズを読みふけり、最終的には「何か自分でも行動を起こさなければいけない」という使命感が田舎の高校生を突き動かしていた(笑)。
そんな時たまたま目にしたのが朝日新聞社会面の隅に掲載されていた「足尾銅山を考えるWorkShop」。宇井先生が講演者として名を連ねていた。直接先生のご高説を配する機会と、初めて電車を乗り継ぎ県外遠征。たどり着いた足尾の駅前は閑散として小雨が降っていた日曜日の午前。市役所に飛び込み朝日新聞の記事を見せ、たまたま非番でいらした職員の方に車で会場まで運んでいただいた。
しかし記憶はここでぷっつり途切れてしまっている。無性に居心地の悪い、自分の居場所じゃない感覚だけが身体に今も残っている。どこかに泊まったんだろうか、それとも逃げるように日帰りで帰ったのだろうか。。
その後東大を離れられ、沖縄大学の教授になられたところまではフォローしていたが、大学→社会人となり、すっかりこの記憶も押入れに追いやられていた。
自分の価値観と倫理に忠実で、反権力を通した男。それが僕の宇井純先生のイメージだ。若さゆえの情熱とエネルギーを、強者へのレジスタンスと弱者へのテンダネスというカタチで体現した象徴的存在。
心よりご冥福をお祈りします。