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暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

雑誌『自由』の発刊経緯とCCF

マイケルが主導したCCFの会議に日本から参加していたことから興味を持っていた竹山道雄の活動を追う中で、雑誌『自由』の発刊経緯とCCFの関係、そして戦後日本における雑誌『自由』とCCFが果たした役割に関心を寄せる辛島理人に辿り着いた(賛同しないけど)…

Personal Knowledge

Personal Knowledge: Towards a Post-Critical Philosophy 作者: Michael Polanyi,Mary Jo Nye 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx) 発売日: 2015/06/22 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る Mary Jo Nyeが新たに序文を附したP.K.が…

懇親性 : conviviality

マイケルに捧げるかのような著書を2冊出している Esther Meek女史。 Longing to Know作者: Esther Lightcap Meek出版社/メーカー: Brazos Press発売日: 2003/07/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る Loving to Know: Introducing Covenant Epist…

センとミハイの神隠し

2009年にシカゴ大学から新版が出たThe Tacit Dimension。 The Tacit Dimension作者: Michael Polanyi,Amartya Kumar Sen出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 2009/05メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件…

CCF(the Congress for Cultural Freedom)とマイケル

CCFを通じてマイケルと知り合ったとRaymond Aronは述べているが、ではそのCCFとはどのような活動だったのか。どのような時代背景からCCFが生まれたのか。そしてマイケルはCCFでどのような役割を果たしたのか。 ブダペスト工科経済大学には、マイケルの業績を…

Raymond Aron and Michael Polanyi

レーモン・アロン回想録〈1〉政治の誘惑作者: レーモンアロン,Raymond Aron,三保元出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1999/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 二度の大戦をはさんで混迷するヨーロッパの知的・政治的動向を、ジャーナリストと…

夏だな、っと。

創発の暗黙知―マイケル・ポランニーその哲学と科学作者: 大塚明郎,慶伊富長,広田鋼蔵,栗本慎一郎,児玉信次郎出版社/メーカー: 青玄社発売日: 1987/10メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 言語は、 そこに暗黙知が働くから有効なコミュ…

2つのP.K.

左が今まで読んでたもの。右が今回購入したもの。 amazonで見て「表紙違うなぁ、何か追補増補修正が入っているのかなぁ。」とずーーっと気になってました。 個人的知識―脱批判哲学をめざして作者: マイケル・ポラニー,長尾史郎出版社/メーカー: 地方・小出版…

Howard Hunt Pattee

Hierarchy Theory; The Challenge of Complex Systems.作者: Howard Hunt Pattee出版社/メーカー: George Braziller発売日: 1973/06メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 目次をみると表紙記載のPatteeは編者のようで、本書(1973)は複雑…

近況その1

7月の異動以来、ほとんどアウトプットができていない。 はぁ・・。 facebookで誕生日のお祝いの言葉をいただいたことだし(?)、近況をば。 ============== 面白そうな本が出る。 生命起源論の科学哲学―― 創発か、還元的説明か作者: クリストフ・マラテール…

メルロ=ポンティ、クラーゲス

メルロ=ポンティがその心身論で明確にクラーゲスを引いている箇所を備忘するとともに、マイケルの理論から補足を加えておきたい。 行動の構造作者: メルロ=ポンティ,滝浦静雄,木田元出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1964/10/30メディア: 単行本 クリッ…

後成的風景(epigenetic landscape)

形づくりが語る進化の物語:倉谷滋×中村桂子 倉谷滋(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター)中村桂子(JT生命誌研究館館長) http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/057/talk_index.html#talk_03 (中村) 1910年代に発生生物学者、具体的には前…

Eugene Paul Wigner その1

1963年にノーベル物理学賞を受賞したウィグナーとマイケルの関わりは深い。今回、ウィグナーのCollected Works Part B Volume VIIが入手できたこともあり、いくつかウィグナーについて整理しておきたい。 Historical and Biographical Reflections and Synth…

クラーゲス

マイケルの"Knowing and Being"に次の一節がある。 Knowing And Being: Essays by Michael Polanyi作者: Michael Polanyi,Marjorie Grene出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1969/01/28メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商…

制約(constraint)

1998年に脳と言語の共進化という論点を提起したTerrence Deacon。現在はカリフォルニア大学バークレー校で生物人類学と神経科学の研究を進めている。 The Symbolic Species: The Co-Evolution of Language and the Brain作者: Terrence W. Deacon出版社/メー…

発見への指向

Polanyi's Logic - Answer

先日届いた本から、さっそく訳出してみよう。これは、"The Study of Man"の第三章でもっと詳細に展開されているマイケル史学の科学的方法論の一端を示す小論だ。栗本新世界史を我々はどう解釈するべきか、その補助線になるだろう。 以下の文章は(短いが)、…

Selected Papers

注文していた本が米国Amazonから届いた。 『Society, Economics and Philosophy - selected papers Michael Polaniy』 http://www.amazon.com/Society-Economics-Philosophy-Michael-Polanyi/dp/1560002786/ref=pd_rhf_se_p_t_2 これで、慶伊富長先生が訳出…

MICHAEL POLANYI: UNKNOWN AND UNTAPPED

キリスト教神学系の雑誌に"comment"というのがあるようで、その最新号でEsther Meekが掲題のコラムを書いているようだ。 全文は買わないと読めないのだが、下記の一文が要約の模様。 "His legacy holds hope for returning the Western tradition to wonder,…

Paradoxical Roots of "€œSocial Construction"€

http://www.sciencemag.org/content/335/6069/658.full Paradoxical Roots of "Social Construction"€ David Kaiser Michael Polanyi and His Generation Origins of the Social Construction of Science by Mary Jo Nye University of Chicago Press, Chic…

信ずることと知ること

これぞ、マイケルのPersonal Knowledgeの真髄にせまる必須文献。 『存在と知 アウグスティスヌ研究』 http://www.sobunsha.co.jp/detail.html?id=4-423-17121-9 われわれは、ことばが表示していることがらを知る以前に、ある音声がことばであると知り、何か…

【訳】メモ

Storytelling: Scientist's Perspective: John Seely Brown http://www.creatingthe21stcentury.org/JSB4-motorbike.html

ポランニーの猫

Knowing And Being: Essays by Michael Polanyi作者: Michael Polanyi,Marjorie Grene出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1969/01/28メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る 第14章「生命の非還元的な構造」より The mind-body p…

ポランニーの邦訳(1)

Study of Man作者: M. Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (T)発売日: 1963/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る we should have to go on reflecting ever again on our last reflections, in an endless and futile end…

P.K. Chapter 13. THE RISE OF MAN

2. Is evolution an achievement(進化は達成か?) より Personal Knowledge Towards a Post-Critical Philosophy作者: Michael Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1974/08/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を…

P.K. Chapter 13. THE RISE OF MAN

2. Is evolution an achievement(進化は達成か?) より Personal Knowledge Towards a Post-Critical Philosophy作者: Michael Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1974/08/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を…

A note on MICHAEL POLANYI AND THE CONGRESS FOR CULTURAL FREEDOM

The LIBERAL CONSPIRACY作者: Coleman出版社/メーカー: Free Press発売日: 1989/07/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 「自由を求める共謀 CCFと戦後ヨーロッパの苦悩("The Liberal Conspiracy. The Congress of Cul…

ヴァヴィロフ v.s. ルイセンコ その1

Science, Faith and Society (Phoenix Books)作者: M. Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1964/08/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る 1964年に再刊された本書にはマイケルによる'BACKGROUND AND PROSPECT(背景と…

MARS HILL AUDIO

マイケルの思想や人生について関係者に2時間半のインタビューを実施したMP3音源がその方面(神学系)のサイトでダウンロード可能だ。リチャード・ゲルウィック(『マイケル・ポラニーの世界』)やマージョリー・グリーン(『知と存在』の編者)、1986年に息…

Life's Irreducible Structure

『Knowing and Being』最終章として収録されているマイケルの「生命の非還元的な構造」。原書には出典の記載がないが、雑誌Scienceの1968年6月21号に収録されているのがわかる。 http://www.sciencemag.org/content/160/3834/1308.abstract きちんと被引用論…

遷移状態理論

ランダムさ、秩序、相互調整、境界条件などマイケルの意図を真に理解するには、一度化学反応論をきちんとやったほうがよいのではと最近つくづく思う。 そこで手っ取り早く購入したのが、 反応速度論作者: 慶伊富長出版社/メーカー: 東京化学同人発売日: 2001…

Polanyi's letter to Charles C. Gillispie, dated 30th June, 1966, Polanyi Papers (6:8)

プリンストン大の科学史科教授Charles C. Gillispieに宛てた手紙の中で、マイケルは自分の異端の科学哲学を披露し、あらゆるレベルの科学分野が相互に整合していくロジックに注目している。それは暗黙知のロジックであり、定義することができずただ立ち現れ…

キリスト教神学

マイケルと宗教、特にキリスト教神学との関係は興味深い論点であり続けている。あまり触れてこなかったが、ID論を研究するためにBaylor大学に設置された'Michael Polanyi Center'の顛末についても、どこかで誰かが整理する必要があるだろうと考えている(マ…

マイケルの特許

今回紹介するのはちょっと変わり種 ・マイケルの特許について 特許を出願し、受理されているんですよ、マイケル。 1928年2月28日に出願され3年半後に受理されたその特許は、 ・「不溶性元素同士を完全に混合させる方法」 http://www.google.com/patents?id=C…

P.K. 第5章 分節化

第5章は1〜12の節から成っており、1節でヒトと動物の違い・ヒトの知的優位性を言語使用の観点から整理しています。 (1)(動物と比較した)ヒトの知的優位性は、ほぼ全面的に言語使用に依拠している(due to)。 (2)言語使用はヒトの生得的な能力に基づい…

キリスト教神学

マイケルと宗教、特にキリスト教神学との関係は興味深い論点であり続けている。あまり触れてこなかったが、ID論を研究するためにBaylor大学に設置された'Michael Polanyi Center'の顛末についても、どこかで誰かが整理する必要があるだろうと考えている(マ…

Joan Crewdson

マイケルの神学・創造論への影響は大きいものがあり、栗本先生は1988年時点で懸念を示している。自分に都合の良いように再解釈して利用する輩だ、というように。私もあまり相手にしておらず、そうした一冊としか考えていなかったのがJoan Crewdsonによる以下…

【メモ】Life's Irreducible Structure

『Knowing and Being』最終章として収録されているマイケルの「生命の非還元的な構造」。原書には出典の記載がないが、雑誌Scienceの1968年6月21号に収録されているのがわかる。 http://www.sciencemag.org/content/160/3834/1308.abstract きちんと被引用論…

Relations Between Sciences

'The ontology of commitment ... can be expanded by acknowledging the achievements of other living beings. This is biology.' 昨日から読み始めた『The logic of P.K.』。まずはMarjorie Greneの論文"The logic of Biology"からにすることにした。マー…

懇親性:ポランニ・ソサエティは出席に値する最高の学術会議なのかも。

http://www.commongroundsonline.org/content/conviviality-why-polanyi-society-may-be-best-scholarly-meeting-attend 2010/11/14 by Esther Meek 年次総会や年次会議に出席する専門家は多い。そうした学会の日程は、論文を読み、発表を聴き、それらについ…