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暗黙の焦点 別宅。

Michael Polanyiに捧げる研鑽の日々。

七分間

若きヒロインの性を赤裸に描き、長らく発禁となっていた『七分間』が、遂にアメリカで出版された。が、その直後に一書店主が猥褻文書販売の廉で逮捕され、さらには、折から婦女暴行事件を起こした若者が、犯行は『七分間』に刺激されたものと自供する。あく…

読書:野口建彦『K・ポラニー 市場自由主義の根源的批判者』

カール・ポラニー―市場自由主義の根源的批判者 作者: 野口建彦 出版社/メーカー: 文眞堂 発売日: 2011/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 以下、toggetterによるまとめ。 togetter.com

読書:若森みどり『カール・ポランニーの経済学入門』

カール・ポランニーの経済学入門: ポスト新自由主義時代の思想 (平凡社新書) 作者: 若森みどり 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2015/08/13 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 以下、toggetterによるまとめ。 ツイッターをまとめようtogett…

読了:「遺伝子改造社会 あなたはどうする」

遺伝子改造社会 あなたはどうする (新書y) 作者: 池田清彦,金森修 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2001/04 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る

読書:戦中の意思決定システム

戦中戦後のことはなんとなく知ってるような気になっているだけだったな、俺。 瀬島龍三という個人を縦糸に、日本的「空気」が醸成される様子がよくわかる。 お薦め。 東アジア各国への戦後補償スーキムの中で商社が焼け太りしていく様子も興味深い。 沈黙の…

沈黙交易 1979-2013

著者がアイヌ関連の精力的な研究者で有り本書が刊行されたことも知っていたが、先週新宿の紀伊國屋書店で偶然見つけてページを繰ると、「栗本」「ポランニー」が頻出している。購入し読んだ。栗本経済人類学に関心のある方にはお薦めしたい。 アイヌの沈黙交…

amazonの注文履歴から振り返る2013年に読んだ本

まず1月に購入したのは、リスク学の中西準子が2012/11に出した福島原発本だった リスクと向きあう 福島原発事故以後 作者: 中西準子,河野博子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/11/22 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 59回 この商品を含む…

33年という時(とき)

幻想としての経済 (1980年)作者: 栗本慎一郎出版社/メーカー: 青土社発売日: 1980/12メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 1980年のあとがき 人が物を書いたり、本を出したりするのはいったいなぜなのだろう。それは、自分の書いたも…

2つのP.K.

左が今まで読んでたもの。右が今回購入したもの。 amazonで見て「表紙違うなぁ、何か追補増補修正が入っているのかなぁ。」とずーーっと気になってました。 個人的知識―脱批判哲学をめざして作者: マイケル・ポラニー,長尾史郎出版社/メーカー: 地方・小出版…

1988年 年末 -説得-

説得―エホバの証人と輸血拒否事件作者: 大泉実成出版社/メーカー: 現代書館発売日: 1988/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 97回この商品を含むブログ (6件) を見る 第11回講談社ノンフィクション賞受賞作。 出版は1988年11月。このころ私は、明治大学…

ホモ・サピエンス

パンツを脱いだサル―ヒトは、どうして生きていくのか作者: 栗本慎一郎出版社/メーカー: 現代書館発売日: 2005/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る 本書で栗本先生は人類の起源の説明としてエレイン・モーガンの…

「冷え」がなんだって?

栗本先生がラジオ「栗本慎一郎の社会と芸術を語る」でゲストに呼んでいた、青山自然医療研究所の川嶋朗(あきら)の本を早速amazonで取り寄せて読んでみた。 心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I)作者: 川嶋朗出版社/メーカー: 集英社発売日:…

Howard Hunt Pattee

Hierarchy Theory; The Challenge of Complex Systems.作者: Howard Hunt Pattee出版社/メーカー: George Braziller発売日: 1973/06メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 目次をみると表紙記載のPatteeは編者のようで、本書(1973)は複雑…

近況その2

twitterでの言語学師匠optical_frogさんの待望の翻訳書が出た。 言語における意味作者: アラン・クルーズ,片岡宏仁出版社/メーカー: 東京電機大学出版局発売日: 2012/12/10メディア: 単行本 クリック: 22回この商品を含むブログ (3件) を見る カバーをとって…

近況その1

7月の異動以来、ほとんどアウトプットができていない。 はぁ・・。 facebookで誕生日のお祝いの言葉をいただいたことだし(?)、近況をば。 ============== 面白そうな本が出る。 生命起源論の科学哲学―― 創発か、還元的説明か作者: クリストフ・マラテール…

Eugene Paul Wigner その1

1963年にノーベル物理学賞を受賞したウィグナーとマイケルの関わりは深い。今回、ウィグナーのCollected Works Part B Volume VIIが入手できたこともあり、いくつかウィグナーについて整理しておきたい。 Historical and Biographical Reflections and Synth…

クラーゲス

マイケルの"Knowing and Being"に次の一節がある。 Knowing And Being: Essays by Michael Polanyi作者: Michael Polanyi,Marjorie Grene出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1969/01/28メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商…

夏に読む中谷宇吉郎

渡辺慧と同様、中谷宇吉郎は寺田寅彦の弟子であり、雪の研究で有名だ。出身地の加賀には「中谷宇吉郎 雪の科学館」がある。世界で初めて人工雪の作成に成功し、日本の低温物理学を世界のトップレベルに押し上げた立役者だ。 寺田の文才をも正統に受け継いだ…

【読書】ハリス先生

ぼくは日本兵だった作者: J・B・ハリス,James B. Harris出版社/メーカー: 旺文社発売日: 1986/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 「大学受験ラジオ講座」「百万人の英語」を愛聴していました。先生が編集したカセ…

制約(constraint)

1998年に脳と言語の共進化という論点を提起したTerrence Deacon。現在はカリフォルニア大学バークレー校で生物人類学と神経科学の研究を進めている。 The Symbolic Species: The Co-Evolution of Language and the Brain作者: Terrence W. Deacon出版社/メー…

Paradoxical Roots of "€œSocial Construction"€

http://www.sciencemag.org/content/335/6069/658.full Paradoxical Roots of "Social Construction"€ David Kaiser Michael Polanyi and His Generation Origins of the Social Construction of Science by Mary Jo Nye University of Chicago Press, Chic…

アウグスティヌス講義

講談社学術文庫 『アウグスティヌス講義』 山田晶 著 ------- 第一話 アウグスティヌスと女性 第二話 煉獄と地獄 第三話 ペルソナとペルソナ性 第四話 創造と悪 第五話 終末と希望 第六話 神の憩い -------- すべて良いのだが、特に第三話はPerosonal Knowle…

信ずることと知ること

これぞ、マイケルのPersonal Knowledgeの真髄にせまる必須文献。 『存在と知 アウグスティスヌ研究』 http://www.sobunsha.co.jp/detail.html?id=4-423-17121-9 われわれは、ことばが表示していることがらを知る以前に、ある音声がことばであると知り、何か…

存在と知 アウグスティヌス研究

Knower and Known in Augustine's Philosophical Thought 中川純男 著 ------- 目的と意志 第1章 生の目的 第2章 幸福への意志 知の確実性 第3章 認識の確実性 第4章 ことばと真理 第5章 信ずることと知ること 存在と知 第6章 知の永遠性と魂の不死 第…

交換と供犠

http://sskyt.tumblr.com/post/20598834719 サーリンズがモースを批判していて、ゴドリエがさらに両者を批判している、と。 興味深いのだが、一方でサーリンズやゴドリエは象徴や無意識の問題に踏み込めない。 トータルで根源的な点でやはりモースの勝ち、と…

Lecomte de Nouy

マイケルの"Personal Knowledge"と"The Study of Man"はLecomte de Nouy賞を受賞している。 ルコント・デュ・ヌイ? 誰?何をした人なの? マイケルの思想と通じるものがあるのだろうか フランス人の賞を英米系にねぇ(←どうでもいい話) と、改めて考えると…

ポランニーの猫

Knowing And Being: Essays by Michael Polanyi作者: Michael Polanyi,Marjorie Grene出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1969/01/28メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る 第14章「生命の非還元的な構造」より The mind-body p…

ポランニーの邦訳(1)

Study of Man作者: M. Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (T)発売日: 1963/06メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る we should have to go on reflecting ever again on our last reflections, in an endless and futile end…

P.K. Chapter 13. THE RISE OF MAN

2. Is evolution an achievement(進化は達成か?) より Personal Knowledge Towards a Post-Critical Philosophy作者: Michael Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1974/08/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を…

エネルギー オストワルド著

「本書はLeipzig のVerlag von Johann Ambrosius Barth から"Wissen und Konnen" 叢書の第一巻として発行された、ヴィルヘルム・オストヷルト(Wilhelm Ostwald, 1853-1932)の著、Die Energie, 1908, 2 Aufl. 1912. を訳出したものである。」 我々の見地か…

P.K. Chapter 13. THE RISE OF MAN

2. Is evolution an achievement(進化は達成か?) より Personal Knowledge Towards a Post-Critical Philosophy作者: Michael Polanyi出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr (Tx)発売日: 1974/08/15メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を…

Aitchison's Linguistics その13

2章のラスト、まとめなのだ。 optical_frogさんに感謝。ここを覚えておこう3章以降は自習するのだ。 Understand Linguistics: A Teach Yourself Guide (Teach Yourself: Reference)作者: Jean Aitchison出版社/メーカー: McGraw-Hill発売日: 2010/10/13メデ…

女と技術 中西準子

勢いで買った岩波講座の月報に、中西準子先生のエッセイが掲載されていた。 面白いところを抜粋しておきたい。岩波講座 転換期における人間(全10巻、別巻1) 7 技術とは 月報10 1990年3月 女と技術 中西準子私の専門は、下水道計画を中心にした環境問題なの…

Aitchison's Linguistics その12

言語の役割※言語に機能があるということは、言語をパーツとする「全体」があるということだ。全体の中で何か役割を持っているからこそ、機能があると言える。could 推量。indulged in by primates 霊長類によって(大事に)維持されているaccording to one v…

Aitchison's Linguistics その11

言語の起源※ちょっと物足りない話。3つの前提条件を満たした上で、選好が習慣になり、習慣が規則になる。これが言語だ、と。 ※マイケルに言わせれば、意志の伝達を一層豊かに正確にするという課題を解決する執拗な創造的探求により獲得されたのが言語なのだ…

実体、目的、因果、函数

E.マッハ 感覚の分析 読書メモ 色、音、熱、圧、空間、時間等々は多岐多様な仕方で結合しあっており、この綾織物から相対的に固定的・恒常的なものが立ち現れてきて、記憶に刻まれ、言語で表現される。相対的に恒常的なものとして、先ずは、空間的・時間的に…

Aitchison's Linguistics その10

人間言語 vs. 動物のコミュニケーション※いままでで一番良い箇所だ。動物のsign systemは遺伝的に組み込まれていて、人間の言語は「生得的に発達するよう導かれて」いる。どこが違うか。PolanyiがP.K.で指摘しているように「学習能力」に差があるのだとAitch…

Aitchison's Linguistics その9

構造依存性※これは結局「文法がある」ってことだと思うのだが違うのかな。直前の「パターン形成」をもう少し詳しく具体例でエイチソンが語っていると考えれば良いのだろうか。こういう所が、特性間の関係がみえない一因。 さらなる調査 a closer inspection…

P.K. 第5章 分節化

第5章は1〜12の節から成っており、1節でヒトと動物の違い・ヒトの知的優位性を言語使用の観点から整理しています。 (1)(動物と比較した)ヒトの知的優位性は、ほぼ全面的に言語使用に依拠している(due to)。 (2)言語使用はヒトの生得的な能力に基づい…

巨人 ヴァヴィロフ

ヴァヴィロフの資源植物探索紀行作者: ニコライ・イワノヴィッチヴァヴィロフ,Н.И.Вавилов,菊池一徳,木原記念横浜生命科学振興財団出版社/メーカー: 八坂書房発売日: 1992/07メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (5件) を見るMichael Polan…

【メモ】Chomsky

P.K.にはチョムスキーに触れた文章が一つもなくて、普遍文法/生成文法とP.K.を架橋したいと思っていろいろ考えている。 1964年の論文"On Body and Mind"の最後で、Skinnerの「言語行為論」に対するチョムスキーの完璧な反論書評'A Review of B.F.Skiner's V…

【メモ】川出・渡辺・柴谷・池田・団

以前紹介した生物記号論の川出由巳へのインタビュー記録がWEBにUPされているのに気がついた。ちょうど震災の直前だ。川出本人のチェックが入っているので、記載に誤りはない。 生物記号論者・川出由己さんインタビュー (まえがき) http://stakano.blogspot…

人間は・・・

未来予知に関わる倫理的な課題を見事に表現。連載時に読んでいたが、単行本でまとめて読むと改めて見事なストーリーテリング。 第二巻ではニンゲンの進化にまで話が広がりそう。。。 預言者ピッピ (1)作者: 地下沢中也出版社/メーカー: イースト・プレス発売…

Mongolian Chop Squad

最近、社内向け内向きの雑務ばかりでストレスが溜まる。 本質に関わる仕事にもっともっと注力したいのに。。。自分がやりたいこと、心の底からワクワクすることをやり続けることの何と難しいことか。BECK(1) (KCDX (1278))作者: ハロルド作石出版社/メーカ…

自治体の財政

地方財政改革の政治経済学―相互扶助の精神を生かした制度設計作者: 小西砂千夫出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2007/07/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 46回この商品を含むブログ (11件) を見る自治体の公金収納がらみの仕事が増えているので、参考…

小説三昧

最近やたらに多い地方出張に合わせ、頭を使わずに読み進められる(時間をつぶせる)本をと思い購入、読破。 新宿鮫 (光文社文庫)作者: 大沢在昌出版社/メーカー: 光文社発売日: 1997/08メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 101回この商品を含むブログ (89件) …

切り口に価値あり

マンガ・アニメの「悪の組織」が目指している「世界征服」って実のところ何なの?という素朴な疑問をまじめに考えてみました、という本。「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)作者: 岡田斗司夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/06メディア: 新…

パソコンのキモチ

新教養としてのパソコン入門 (アスキー新書 020)作者: 山形浩生出版社/メーカー: アスキー発売日: 2007/07/10メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (25件) を見るコンセプトが素晴らしい。自動車や自転車の運転と同じように、詳しい仕組みは知…

アインシュタインとの約束

光文社古典新訳文庫から2冊目。イタリアの奇想作家ブッツァーティの選集。TBSラジオ「ストリーム」でトヨザキ社長も薦めていた。神を見た犬 (光文社古典新訳文庫)作者: ディーノブッツァーティ,関口英子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/12メディア: …

方舟(Log of the ARC)

話題の光文社古典新訳文庫(参照)から1冊目。 イギリスでは児童文学の範疇らしい。箱舟の航海日誌 (光文社古典新訳文庫)作者: ウォーカー,安達まみ出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/12メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (21件) を…